べっ甲フレームについて

鼈甲はタイマイという海亀の甲羅を加工します。

鼈甲の素材として使われているのは、玳瑁(タイマイ)というウミガメの甲羅です。

その甲羅を重ね合わせて1つの製品がつくられていきます。

タイマイの甲羅は透明感のある黄色といい、琥珀から黒にかけての微妙な斑模様といい他の素材では真似できない色合いがあります。

 

素材の貼り合わせは接着剤を使わず、水と熱で圧着し継ぎ目のない美しい微妙な色合いを生みだしています。

鼈甲でメガネフレームを作る工程は、まずデザインを基に甲羅を糸鋸で裁断し、細工用の生地をつくります。

裁断した甲羅の表面にヤスリとサンドペーパーをかけ表面を滑らかにして、必要な厚みと色合いを考慮しながら仮付けします。

そして、熱した鉄板と水分を含ませた木の中に仮付けされた甲羅をはさみ、万力で圧着して継ぎ目のない一枚の板をつくります。

特に鉄板への熱の通し方が難しく、鉄板板に水滴を落とした時の音と、水滴の出来具合で熱の加減を判断しますが、温度が低いと継ぎ目が残り、高いと焦げてしまうため、長年経験を積んだ職人でもこの作業が一番難しいとのこと。

レンズを入れるフロント部分は8箇所に分け加工し、それをまた接合しフレームとして出来上がります。

一本の鼈甲フレームを仕上げるのに、丸2~3日のかかりますが、その色合いとデザインにより手間もかかり、透明感のある綺麗なキハクと呼ばれる白甲では丸々3日もかかる根気の要る仕事です。

鼈甲の魅力はなんと言っても、透明で綺麗な琥珀色や、褐色と黒の美しい模様です。

甲羅を一枚一枚貼り合わせて作られる職人の技から生れる微妙な色合いと艶、また二つとない色柄は他の素材では決して表現できない天然素材ならではのやさしく暖かみのある色合いです。

また、その肌触りと質感は、その軽さと相まって良質なフィット感を生みだし、掛けていると顔の形に自然と合ってくるようです。

フレームが折れても修理が可能です、使い方と手入れ次第では一生使えるため、メガネフレームには最高級の素材です。

現在、ワシントン条約により国際取引が禁止されているため、今後の材料不足と職人の人材不足が懸念されています。

 

 

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